キーボードPCは普及しないまま終息する

キーボードPCは普及しないまま終息する

キーボードPCは普及しないまま終息する?買ってはいけない?生まれてきてはいけなかった子?なぜ?キーボードPCの残念な不便さを浮き彫りにします。

キーボードPCとはデスクトップPCの一種である

キーボードPCが何であるかはノートPCと比べるとよくわかります。

キーボードPCの構造

ノートPCの構造は、大まかに言うと4つの部品、マザーボード(基板)とディスプレイ(表示装置)、キーボードやタッチパッド(入力装置)、バッテリー(電源)からなります。さて、これらのうちコンピューターそのものと言えるのがマザーボードですが、ノートPCにはこれがキーボードとタッチパッドがある板の方に仕込まれています。

一方でキーボードPCの構造はと言うと、マザーボードとキーボードからしか出来ていません。これはノートPCからディスプレイを切り取り、バッテリーを引き抜いたものと同じです。

ノートPCはモバイルでもデスクトップでも使えますが、ディスプレイもバッテリーも無くなればもはやモバイルでは使えません。つまりキーボードPCはデスクトップPCの一種なのです。

「キーボードPCはモバイルで使うのは無理だが、持ち運ぶことはできる。職場で使っていたキーボードPCを自宅に持ち帰れるのは利便性のひとつだ」などと言う人もいるかも知れませんが、持ち運ぶだけならキーボードは不要どころか、邪魔です。マザーボードだけのPCとしてすでにスティックPCが存在しますので、キーボードPCのモバイルにおける利便性は皆無と言えます。

キーボードPCは生まれてきてはいけなかった子

キーボードPCがダメなのは、キーボードPCだからです。どう言うことかと言いますと、キーボードがくっついていて離れないことがダメなのです。

キーボードにはいくつかの種類があります。キーの数で言えば、フル、テンキーレス、コンパクト。キーの種類で言えば、メンブレン、パンタグラフ、メカニカル・・・。と、これだけでも9種類のキーボードが考えられます。「自分に合ったキーボードを使いたい」と思った時に、キーボードPCはあなたの期待に応えられるでしょうか?生産者側の都合上、無理です。

それに、キーボードは消耗品です。打っているうちに色々なところがすり減ったりしてダメになっていきます。「もしもキーボードが壊れたら?」その質問にキーボードPCはこう答えます。「PCごと買い換えてください」そんなものを誰が買うのでしょう?

キーボードPCならキーボードが壊れる前にPCが壊れる可能性だってあります。あなたにはこんな経験が無かったでしょうか?「キーボードにコーヒーをこぼしてしまった!」キーボードPCでそれをやったらキーボードの買い替えだけでは済みません。大事なデータと一万円札数枚が消えてしまいます。

キーボードPCはデスクトップPCなのでバッテリーだけでは動きません。大きな電力を安定して供給するための電源ケーブルが必要です。「ちょっと机の上からどかしたい」「ちょっと離れたところから操作したい」そんな要求にキーボードPCは応えることができません。無理矢理引っ張ってケーブルが外れたら?その時は「強制終了」を意味します。

キーボードPCが普及しないまま終息する理由でした!

Twitter Facebook LINE はてブ