スマホで3極ステレオマイクは使えない —その理由は?

スマホで3極ステレオマイクは使えない —その理由は? スマートフォンでステレオ録音したい 3極ミニプラグのステレオマイクを接続! しても使えない・・・、なぜ?

ステレオマイクのプラグは3極

これはステレオマイクのプラグです。種類は3極ミニプラグに属するものです。プラグが2本の線で3つに分かれていることがその証です。3本の内、2本が左右の音声信号を送るためのもので、1本がGNDです。GNDとは電気の帰り道で、まあ、回路に必要なもの、と思っていてください・・・。

スマホのイヤホンジャックは4極

これはリモコンマイク付きイヤホンです。音声はもちろんステレオです。種類は見ての通り、4極ミニプラグです。配線は4本の内の2本が左右の音声信号で、1本がモノラルマイクとリモコン操作の兼用で、残りがGNDです。

スマートフォンのイヤホンジャックはこのリモコンマイク付きステレオイヤホンと接続することを前提として造られています。つまり、スマホのイヤホンジャックは4極ミニプラグなのです。

音声の出力と入力を切り替えられないから録音できない

4極ミニプラグと3極ミニプラグ

これはスマホのイヤホンジャックに対応する4極ミニプラグとステレオマイクの3極ミニプラグそれぞれの配列です。ステレオマイクの配列は、実は普通のステレオイヤホンのそれと同じで、つまり、音声とマイクの信号については出力とするか入力とするかの違いで、実体は同じ規格の信号です。そうして考えると、これらの接続は全く問題無く動作するように思えます。しかし、実際は成しえません。

なぜなら、逆に考えるとわかりやすいのですが、イヤホンが動作するのは音声信号を出力するべきだと認識した上でその通りに稼働しているからこそであり、挿し込まれたプラグがマイクなら、入力に切り替えなければならない・・・、ものの、しかしこの切り替えがスマホではできないので、マイクをマイクとして動作させることができないのです。

ちなみに、この出力と入力の切り替え機能を持ったジャックは一部のノートPCなどに備えられていて、名前はオーディオコンボジャックと言います。

さて、ではなぜスマホにはこの切り替え機能を持たせていないのでしょうか?推測ですが、回路が増えて基板の面積も増えてスマホがわずかに大型化してしまったり、消費電力が増えてしまうことと、飽くまでもスマホは電話機であり通話装置にステレオ音声は不要だから、ではないかと思います。

まとめ

ステレオマイクのプラグは3極ミニプラグ スマホのイヤホンジャックは4極ミニプラグ スマホのジャックは(特別なコンボジャックと違って)出力と入力の切り替えができない 配列的には接続可能だが、音声は入力されないため、動作しない

こんな訳でスマホに3極ステレオマイクを接続しても動作しないのです。

しかし、あるモノを使えば、3極ステレオマイクを動作させることができます。と言っても、モノラル録音になってしまいますが・・・。

スマホで3極ステレオマイクが使えない理由でした!

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