USB Type-CでスティックPCは電源もHDMIも不要となる

USB Type-CでスティックPCは電源もHDMIも不要となる

現在はMicroUSBケーブル経由で電源をとるタイプが多いスティックPCですが、将来はUSB Type-Cの採用で電源ケーブルもHDMI端子も不要になるとみられています。では一体どうやってUSB Type-CでスティックPCに電力と映像信号を送受するのでしょうか?

USB Type-Cは電力供給とDisplayPort接続をサポートする

USB Type-Cは電力とDisplayPortをサポートする

ディスプレイ関連の規格策定を行なうVideo Electronics Standards Association(VESA)は22日(米国時間)、新たに規格化された「USB Type-C」コネクタでDisplayPortを利用できる拡張仕様「Alternate Mode」(Alt Mode)を発表した。

USB 3.0/3.1が持つ4つのレーンのいくつか、または全てを利用してDisplayPortの映像信号およびAUXチャネル、ホットプラグ検出の各機能を利用できる。Alt Modeを利用したUSB Type-CコネクタからDisplayPortコネクタへの変換も可能。

また、USB Power Deliveryでは最大100Wの電源供給が可能になることから、ディスプレイそのものへの電源供給も含めてケーブル1本で利用できるようになると思われる。

Type-Cからはコネクタを通じた電力供給は双方向となりました。つまり従来はコンセントにつないだホストデバイスから電力を受給しなければ動作しなかったものが、ホストデバイスとUSB Type-Cでつながれているというだけで動作するようになるのです。例えば、コンセントにつながれた液晶ディスプレイにスティックPCを挿し込めば、スティックPCにはACアダプタを接続していないにも関わらず、それだけで液晶ディスプレイから電力を受給して動作するということです。これはあらゆるケーブル配線の簡素化を意味します。

ちなみにDisplayPortはHDMIに変換できるので、HDMIが不要となると言うのは正確には「HDMI端子」が不要となる、と言うことです。ポートの形状としてUSB Type-Cを採用し、ディスプレイの内部回路でDisplayPortからHDMI接続に変換することもできるのです。

電力とDisplayPortの共用ができるのはUSB Type-Cだけではない

AppleのThunderbolt Thunderboltは、様々な高速周辺機器や高解像度ディスプレイの世界に、一つのシンプルなポートと、DisplayPortとPCI Expressデータの両方に対応する一本のケーブルだけでアクセスできるテクノロジーです。

AppleとIntelで共同開発されたThunderbolt。これはDisplayPortとPCI Experessを共用しているのですが、PCI Expressが電力供給に対応しているため、こちらもつなぐだけで動作させることができます。ただし100W以上に対応しているのはヴァージョン3からになります。またヴァージョン3からは4Kデータを60Hzで出力できるHDMI 2.0にも対応します。

ただしOSにMicrosoftのWindowsを搭載することが基本となっているスティックPCが、対抗製品となるMacintoshを販売しているAppleのインターフェイスを採用するとは考えられません。

ところでIntelの競合相手としてよく知られるAMDも似たような通信規格を策定しており、それがLightning Boltのコードネームで呼ばれるDockPortと言うもので、これもDisplayPortとUSB 3.0と電力をサポートします。

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