スティックPCとタブレットPCの違い —実は中身は同じ?

スティックPCとタブレットPCの違い —実は中身は同じ?

液晶テレビに挿してキーボードなどと合わせて使うスティックPCと、必要なものがすべて詰め込まれたタブレットPC。外見からは全く違う物に見えるこれらも、蓋を開けてみれば・・・、実は中身が同じ!?スティックPCとタブレットPCの違いを解き明かします。

スティックPCとはこのように液晶テレビに挿して起動し、タッチパッド付きキーボードなどから操作するものです。

一方でタブレットPCは液晶ディスプレイやタッチパネル、スピーカー、カメラ、バッテリーなど全てが1つに詰め込まれたものであり、一目見ただけでは大きく異なるもののように思えます。しかし、中身を見てみると・・・。

m-Stickの主な仕様は、Atom Z3735F(1.33GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、ストレージ32GB、Windows 8.1 with Bingとなっており、近年人気の8型Windowsタブレットとほぼ同じだ。

今回、大半がシールドに覆われている状態ではあるが、内部の基板を見せてもらった。HDMIコネクタがない基板だけなら、FRISKのケースに収まりそうなサイズの基板に、SoC、DRAM、NAND、Wi-Fi+Bluetoothモジュールが載っているというのはなかなか感慨深い。比較用に見せてもらった同社の8型タブレットの基板には、何も実装されていない空きスペースがあるので、それを詰めていったのがm-Stickの基板ということになるが...

実はタブレットPCに備わっているプロセッサーやメモリー、ストレージなどの部品は、スティックPCのそれと同じなのです。

さらに、それらの部品が載せられたプリント基板、すなわちタブレットPCから液晶ディスプレイやタッチパネル、バッテリーなどを取り外して残った物、これの空隙を詰めていくと、まさにスティックPCの基板と同じものができあがるのです。

大きさと廃熱機構の違い

単純な比較として、スティックPCの方がタブレットPCより小さいです。タブレットPCはポケットに入れることはまず無理ですが、スティックPCならモノによっては財布の中に入れることすらできるでしょう。

スティックPCは筐体の表面積も小さいので、廃熱ではタブレットPCより不利になります。特にファンレスのスティックPCは熱による故障を防ぐためにプロセッサの性能を低下させる機能が働きやすくなっています。

さらに、スティックPCが接続する液晶ディスプレイは大画面であることが多く、しかも空気の流れが悪い壁際に置かれているという状況も考えられますが、この場合は大きなディスプレイから発せられた高い熱を受け取り、さらにその熱を空気へと逃がせないということになり、冷却ファン付きスティックPCでも温度がかなり高くなる可能性があります。

この問題はプロセッサが進化して低消費電力化すれば解決しますが、その場合でもタブレットPCより不利なことには変わりません。

まとめ

スティックPCは最少でも液晶ディスプレイとキーボードが必要。 タブレットPCはそれひとつですべてをまかなう。 タブレットPCの基板を小さくすると、スティックPCのそれと同じになる(ものもある)。 スティックPCの方が小さく、持ち運びやすい。 スティックPCを壁際に置いた大画面の液晶テレビに接続する場合、高い熱量を受け取ってしまい、高温状態になり、CPUの性能に制限が課せられる場合がある。

スティックPCとタブレットPCの違いをまとめるとこんな感じになります。

Twitter Facebook LINE はてブ